この記事では、実際に婚姻届を記入・提出した私たち夫婦の体験をもとに、
事前に決めておくべきこと、書き方、注意点などをまるっとまとめてご紹介します。
「婚姻届、そろそろ書こうか」となったとき、意外と戸惑った私たち。
結婚の手続きって、思ったより事務的で知らないことだらけなんですよね。
これから入籍を控える方の参考になれば嬉しいです。
婚姻届を書く前に決めておくべき3つのこと
1. 苗字(氏)をどちらにするか
これは家族になる上での最初の大きな決断。
婚姻届には「夫の氏」または「妻の氏」にチェックを入れる欄があり、一度提出してしまうと変更はとても大変です。
結婚後に苗字を変更する方法としては:
- 一度離婚して再入籍
- 配偶者の親族と養子縁組
- 家庭裁判所へ改氏申し立て(許可されるとは限らない)
というように、現実的には簡単に変えられるものではありません。
そのため、慎重に話し合って決めることを強くおすすめします。
2. 本籍地をどこにするか
本籍地は日本国内であればどこでも自由に決めることができます。
ただし、注意点として:
- 将来、戸籍謄本が必要になった時には本籍地の役所で取得が必要
- 可能であれば、行きやすい場所にしておくと安心
- コンビニ交付に対応している自治体だと便利(ただし戸籍の附票など一部は現地のみ)
私たちは、「将来絶対に忘れない」「アクセスしやすい」ことを重視して、私の実家の住所を本籍地にしました。
なお、転籍届1枚で後から変更も可能なので、仮で決めておくのもアリです。
3. 入籍日(=婚姻届提出日)をいつにするか
婚姻届を提出した日=入籍日になります。
人気の日取りは:
- 二人の記念日や誕生日
- 「いい夫婦の日」(4月22日・11月22日)
- 大安や縁起の良い日
ただし、土日祝日や夜間に提出したい場合には注意が必要です。
- 夜間・休日受付があるかを確認
- ホームページに記載がなくても設けている場合があるので、電話で聞くのが確実
- 自治体によっては24時間受付が可能なところも
私たちは平日を希望していたのですが、夫の勤務時間の関係で間に合わず、夜間窓口で提出することに。
ホームページに情報がなく不安だったので、事前に電話をして確認しました。
婚姻届の基本的な書き方と注意点
書き方の基本ポイント
- 氏名・生年月日・本籍地・住所・職業を記入(押印は任意)
- 世帯主の氏名・本籍地の筆頭者の氏名・父母(養父母)の氏名も必要
- 証人2名(18歳以上)の署名・生年月日・住所・本籍が必須(押印は任意)
- 間違えた場合は、二重線+訂正印でOK
私たちも、事前に婚姻届を2枚もらって下書きをしておきました。
提出日を途中で変更したので訂正印(シャチハタ)で修正しましたが、問題なく受理されました。
実際に提出してみて迷ったところ・気づいたこと
- 私は本籍地と異なる役所に提出しましたが、戸籍謄本は不要でした。
最近はコンピュータ管理をしているので不要な自治体が増えているようですが、念のため提出予定の役所に確認をおすすめします。 - 署名欄の横の押印は任意。私たちは押さずに提出。唯一印鑑を使ったのは訂正印のみ。
- 証人は両家顔合わせの時に両親に依頼。形式上の記載なので、誰でもOK。
- 夜間窓口は事務的対応で「おめでとうございます」の一言もなし。
可能であれば開所時間内に行った方が良いと思いました。記念写真スポットを設けている役所もあります。
婚姻届提出のときに必要なものとチェックリスト
婚姻届提出に必要なもの
- 婚姻届(証人欄2名分も含めて記入済みのもの)
- 顔写真付きの本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
- 印鑑(念のため、訂正があった場合用)
婚姻届提出前に確認しておくこと
- 本籍地にする予定の自治体がコンビニ交付に対応しているかどうか
- 提出予定の役所の受付時間、夜間・休日窓口の有無
- 戸籍謄本が必要かどうか(本籍地以外で提出する場合)
念には念を入れて、提出日の前に記入済みの婚姻届を役所で確認してもらっておけば更に安心です。
関連リンク集
婚姻届の書き方
- 婚姻届の書き方 – 中央区
- 見本付き!【婚姻届】書き方・必要書類・準備・手続きガイド(ゼクシィ)
- 【見本&動画あり】婚姻届けの書き方徹底解説! 事前準備から住所・証人の記載まで最新ガイド(マイナビウエディング)
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