「付き合う前に結婚について話すのってアリ?」「価値観のすり合わせって、どう進めればいいんだろう?」
そんな疑問に対して、私たちが実際にやってみた“擬似お見合い”の記録をもとに、話し合ったテーマや流れ、感じたことをシェアします。
※この記事は妻目線です。
こんにちは。このブログではこれまで、おでかけ先の記録やお気に入りのアイテムなど、私たち夫婦の生活の一部を紹介してきましたが、今回は少しだけ視点を変えて、「私たちが付き合うきっかけになった出来事」について書いてみたいと思います。
というのも、実は私たち、付き合う前に“結婚観”について8時間も話し合うという、ちょっと変わったスタートを切ったカップルなんです。この記事では、その日を振り返りながら、私たちの“擬似お見合い”体験を記録していこうと思います。
きっかけは、「失敗を繰り返したくなかった」私の思いから
私たちは10年以上の付き合いがありましたが、お互いに恋愛対象としては全く見ていませんでした。たまたま二人で出かけた帰りに、「結婚を前提に付き合いたい」と告白されました。
正直、最初は「一時の気の迷いじゃないか?」と思いました。私は離婚経験があることもあり、二度と同じ過ちは繰り返したくないという強い気持ちがありました。そこで、「お見合いのように徹底的に結婚観について話し合おう」と提案したのです。
彼はそれを面白がって受け入れてくれて、話し合いの日が実現しました。
実際におこなった“結婚観の話し合い”の内容一覧
私たちは、お互いの考えを一つずつ丁寧に確認するような形で進めました。まるで会議のように、テーマをいくつも立てて、順番に話していきました。話し合った内容の一例をご紹介します。
仕事について
- 勤務先や仕事内容、休みのスケジュール
- 転勤や転職の可能性
- 結婚後の働き方の理想
日常や趣味について
- 生活リズムや休日の過ごし方
- 一人の時間の必要性
- 趣味の一致の有無や好きなコンテンツ
- 友人関係や食の好み、衛生観念
金銭面について
- 収入や貯金、奨学金や借金の有無
- お金の使い道やローンへの考え方
- クレジットカードの使い方や趣味への出費
- 資産形成、投資、副業、老後の生活設計
理想の結婚生活
- 結婚相手に求めるものや結婚時期
- 子供の希望や子育て方針
- スキンシップや娯楽の考え方
現実的な話
- 結婚後の苗字や家族・親戚との関係
- 親との同居や介護、不妊治療、性のこと
- 家計管理の方法
スケジュールや必要なもの
- プロポーズ、婚約指輪や結婚指輪(必要かどうか)
- 両家顔合わせ、入籍日、引っ越し、新婚旅行など
それ以外に大事なこと
- 遺伝的な問題、宗教、持病など
話し合いをして感じたこと:一致と不一致、それでも進めた理由
もちろん、すべての価値観が一致したわけではありません。でも、話し合ってみることで、「この人とはちゃんと向き合って考えていける」という確信を得られました。
一致したのは、働き方の理想や、趣味、一人の時間の必要性など。違いが出たのは、金銭感覚や理想の暮らし方について。
それでも良いと思えたのは、彼が「自分の希望を一方的に押しつける」のではなく、「相手がいてこその結婚だから、まず話し合おう」という姿勢で向き合ってくれたからです。
ちなみに、私が譲れなかったのは「犬と一緒に暮らしたい」ということ。彼は「趣味の時間を絶対に確保したい」でした。どちらも笑いながら認め合えたのが嬉しかったです。
その後の私たち:最初に話し合って地図を作っていたから、スムーズに進めた
話し合った翌月には、さっそく結婚指輪を見に行き(▶参考:[ブライダルリングのセレクトショップ「ビジュピコ」で結婚指輪をオーダーした記録])、新居も決定。
その翌月には引っ越し、次の月にはお互いの実家への挨拶。そして更に翌月には両家顔合わせ(▶参考:[池袋ホテルメトロポリタン|和食「花むさし」で両家顔合わせランチ])を経て、その翌月に入籍しました。
つまり、付き合ってから5ヶ月で入籍。恋愛感情から始まらなかった私たちにとっては、まさにお見合い結婚のようなプロセスだったなと思います。
付き合う前の”擬似お見合い”はこんな人におすすめ
この“擬似お見合い”のような話し合いは、こんな方にこそおすすめです:
- 感情だけではなく理性的に将来を考えたい人
- 恋愛に疲れた(興味がない)けど結婚はしたい人
- 自分の意思で将来を選び取りたい人
- 「話し合える人と結婚したい」と思っている人
- 対等な関係性を築きたい人
最初はちょっと構えるかもしれませんが、「本音を伝えられる時間」を持てたことで、私たちは安心して一歩を踏み出すことができました。
これからも、夫婦であり、“話し合えるチーム”でいたいなと思います。
よくある質問(Q&A)
Q:付き合う前に結婚観を話すのって変ですか?
A:むしろ、結婚を真剣に考えるならおすすめです。私たちも“感情よりも理性的な確認”からスタートしました。
Q:どんなテーマを話し合えばいいですか?
A:お金・働き方・家族関係・子育て・健康・趣味など、生活や人生全般に関わるテーマを網羅的にリストアップして話すのがおすすめです。
Q:全部一致していないとダメ?
A:そんなことはありません。違うのが当たり前なので、一致よりも、「話し合えるかどうか」が大事だと実感しました。違いをどう乗り越えるかの姿勢の方が重要です。
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