「糸魚川で翡翠を拾ってみたい」「ひとり旅で自然や博物館も楽しみたい」方に向けて、糸魚川での翡翠探し&見どころを詰め込んだひとり旅レポをお届けします。
糸魚川への旅のきっかけ:翡翠(ヒスイ)が拾えると聞いて、思わずひとり旅へ
最近、SNSで「新潟県糸魚川市の海岸で翡翠(ヒスイ)が拾える」という投稿を見かけて、思わず画面を食い入るように見てしまいました。
宝石や綺麗なものが大好きな私は、まさに心をわしづかみにされたような気分に。「そんな場所が本当にあるの?」と気になって仕方がなくなり、気づけば旅の計画を立てていました。
夫とも友達とも予定が合わなかったので、今回は思いきってひとり旅を満喫することに。移動手段は公共交通機関のみで、東京駅から新幹線を使って約2時間で糸魚川に到着です。気軽に行けるのに非日常、ワクワク感が止まりませんでした。

糸魚川で拾える翡翠(ヒスイ)とは?国石に選ばれた神秘の石

翡翠(ヒスイ)は宝石の一種で、2016年には「日本の国石」として選定されたことでも話題になりました。
その翡翠が自然のまま落ちているというのが、新潟県糸魚川市の魅力のひとつ。市内の海岸では翡翠を拾える可能性があるとのことで、最近では全国から観光客が集まっているそうです。
なかなかお目にかかれない貴重な石を、自分の手で見つけることができる――そんな夢のような体験ができる場所、それが糸魚川です。
糸魚川ひとり旅で行った場所:ヒスイ海岸・親不知ピアパーク・フォッサマグナミュージアム
ヒスイ海岸で翡翠(ヒスイ)探し!観光客の多さにびっくり
まず訪れたのは「ヒスイ海岸」と呼ばれる海水浴場。最寄は、えちごトキめき鉄道日本海ひすいラインの「えちご押上ひすい海岸」駅。糸魚川駅からたった1駅(2分)というアクセスの良さです。徒歩でも20分程度で行けます。
海岸に着くと、近くの道路には県外ナンバーの車がズラリ。観光客の多さを実感しつつも、海岸自体はとても広く、混雑感はありませんでした。


「ヒスイ海岸」の看板は、まさに記念撮影スポット。青い空、波の音、そして砂利にまぎれる“光る石”を求めて、2時間ほど夢中で探しました。




ヒスイ海岸 詳細情報
名称:ヒスイ海岸(えちご押上ひすい海岸駅すぐ)
住所:新潟県糸魚川市押上(セブンイレブン向かい)
アクセス:えちごトキめき鉄道「えちご押上ひすい海岸駅」より徒歩5分/糸魚川駅から徒歩20分/北陸自動車道「糸魚川IC」より車で約10分
駐車場:あり(無料)
親不知海岸でも翡翠(ヒスイ)探し&親不知ピアパークでグルメ・展示を満喫!
次に向かったのは「親不知ピアパーク」。お食事、お土産、翡翠の展示など、いろいろ楽しめる道の駅です。最寄の「親不知」駅から徒歩15〜20分ほどですが、坂道があるので車の方が便利かもしれません。駐車場も広く、バイクで訪れている人も多かったです。
親不知海岸は、親不知ピアパークの目の前に広がる海岸です。無料の休憩所で休みながら、ひたすら翡翠を探して歩き回りました。






施設前には個人の翡翠ショップもあり、原石からペンダントまで多種多様な翡翠が並んでいました。中には数万円するものもあり、実際に買っている人もいて、その人気ぶりに驚きました。翡翠探し用の棒のレンタルもありました。


お昼は「漁火」というレストランへ。2階からの海の景色が素晴らしく、ひとり用のカウンター席も快適。迷った末に「季節の天丼」を注文。夏野菜の天ぷら(きゅうり、茄子、トマトなど)は天丼としては野菜のチョイス珍しく、衣がサクサクでボリュームも満点でした。




店内には座敷席やお子様ランチもあり、家族連れにもぴったり。

さらに併設されている「翡翠ふるさと館」では、無料で翡翠の展示を楽しめます。特に102トンの世界最大級翡翠原石に実際に触れられる体験は圧巻でした。



親不知海岸はヒスイ海岸と比べると広くはありませんが、探索するには十分な広さ。水質がとても綺麗で、海水浴も気持ち良いだろうなと思いました。



親不知ピアパーク 施設情報
名称:親不知ピアパーク
住所:新潟県糸魚川市外波903-1
営業時間:●レストピア:9時30分~17時●おさかなセンター:9時30分~17時●漁火:11時~16時(16時以降は要予約)●翡翠ふるさと館:9時~17時 ※冬期は異なります。
定休日:施設により異なる
アクセス:えちごトキめき鉄道「親不知駅」より徒歩約15分(駐車場多数あり)
サイト:https://e-oyasirazu.com/
フォッサマグナミュージアムで翡翠(ヒスイ)と日本列島の歴史に触れる
旅の締めくくりに訪れたのが、「フォッサマグナミュージアム」。毎週土日は人数限定で石の鑑定をしてくれるそうです(整理券あり)。糸魚川駅から1日に数本運行している市営バスで、片道100円(乗車時間約10分)とアクセスも便利でした。

入館するとすぐ、糸魚川で採れた翡翠の原石たちがずらっと並びます。

大人が抱え切れないくらいの大きなサイズ、磨かなくても輝くような翡翠…そして、白・緑・青・紫などカラーバリエーションも豊富。まさに“天然のアート”。








翡翠以外にも、さまざまな鉱物・化石・岩石が展示されており、地球の成り立ちが学べるミュージアム。中でも「フォッサマグナシアター」は必見。日本列島の成り立ちや、フォッサマグナが何なのかを、たった5分の映像でとてもわかりやすく学べます。





「翡翠を拾う」という行動が、「日本列島を知る旅」にまで広がった、そんな濃厚な時間でした。
敷地内には、「化石の谷」という、化石を探せる場所もありました。次回は化石探しもしてみたいです!

フォッサマグナミュージアム施設情報

名称:フォッサマグナミュージアム
住所:新潟県糸魚川市大字一ノ宮1313(美山公園内)
営業時間:9:00〜17:00(最終入館 16:30)
休館日:12月~翌年2月の月曜日・祝日の翌日(3月から11月までは毎日開館)・12月28日~1月4日・臨時休館日あり(休館日のページはこちら)
入館料:大人500円/小中学生200円
アクセス:糸魚川駅より路線バス「美山公園・博物館線」で約10分(片道100円)時刻表はこちら
電話番号:025-553-1880
公式サイト:https://www.city.itoigawa.lg.jp/museum/
この旅で楽しんだ糸魚川のグルメ
ラーメンショップ糸魚川店(須沢海岸近く)
須沢海岸からほど近い場所にある「ラーメンショップ」にも立ち寄りました。種類が豊富で、地元の方も多く訪れていました。ネギラーメンを注文したら、ボリュームたっぷりで大満足!



ラーメンショップ糸魚川店 店舗情報

店名:ラーメンショップ 糸魚川店
住所:新潟県糸魚川市田海12-1
営業時間:6:01〜0:00
電話番号:025-556-6120
定休日:日曜日
駐車場:あり(店舗前)
膳処 くろひめ(糸魚川駅前)
糸魚川駅から徒歩1〜2分の「膳処 くろひめ」では、地元B級グルメ「ブラック焼きそば」を注文。イカスミで真っ黒な見た目にびっくり!具だくさんなのに全部黒いので何が入ってるのか分かりづらい(笑)。たぶん、にんじん・白菜・玉ねぎ・イカ。スープも黒くて、でも海苔の風味が効いていて美味しかったです。


膳処 くろひめ 店舗情報
店名:膳処 くろひめ
住所:新潟県糸魚川市大町1-4-23
営業時間:11:00〜14:00/17:00〜22:00
定休日:不定休
電話番号:025-552-0300
アクセス:JR糸魚川駅からすぐ
公式サイト:https://www.itoigawa-kurohime.jp/
結局、翡翠(ヒスイ)は拾えたのか?
いくつかの海岸で何時間も翡翠を追い求めた結果…たぶん、ひとつ拾えました!
緑が綺麗なので、きっと本物じゃないかと思っています。次回はこれをフォッサマグナミュージアムに持っていって、鑑定してもらいたいです。

糸魚川はこんな人におすすめ!
- 宝石や綺麗なものが好きな方
- 海など自然が好きな方
- 地学や鉱物、化石に興味がある方
- 人に話せる珍しい体験をしてみたい方
- 一人旅でじっくり楽しみたい方
素人でも翡翠(っぽい石)が拾える糸魚川は、めちゃくちゃ魅力的な場所でした。宝探しのような体験ができるだけでなく、海の美しさや地元グルメ、展示施設など、見どころも満載。
海辺を歩き回るので、春か秋など涼しい季節が特におすすめです。家族や友達と行くのも絶対に楽しいですが、ひとり旅でも十分満喫できますよ。
電車やバスは1時間に1本程度なので、車があればより自由に動けると思います。
よくある質問(Q&A)
Q:糸魚川で翡翠は本当に拾えるの?
A:はい。ヒスイ海岸や親不知海岸では自然の翡翠が落ちていますが、拾えるかどうかは運次第。白っぽくて角ばっている石を丹念に探す根気が必要なんだそうです。
Q:ひとり旅で交通手段はどうすれば?
A:東京からは新幹線で約2時間。現地は「えちごトキめき鉄道」と市営バス(1時間に1本程度)で移動できます。車がある場合はよりスムーズです。
Q:翡翠の鑑定はどこでできる?
A:フォッサマグナミュージアムでは、土日を中心に石の鑑定サービスがあり、持参した石を鑑定できる機会もあります(整理券制)。また、現地のヒスイ専門店や宿の方が鑑定してくれるとも聞きました。
Q:いつが翡翠拾い&観光におすすめの時期?
A:春・秋がベスト。涼しい季節に海辺を歩くのが快適です。
Q:糸魚川は日帰り旅可能?
A:グルメ・博物館・自然体験など様々な楽しみ方があるので、一泊以上の旅程が望ましいです。日帰りでも可能ではありますが、ゆったり周るなら泊まりが良いと思います。
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